2020/04/13 22:37





上の絵のような配色のデザインをご覧になったことがあるかもしれません。
このような配色のデザインを「モンドリアンカラー」と言います。
1965年にイブ・サン・ローランが発表した「モンドリアンルック」というワンピースは、モンドリアンカラーを使用したことで有名です。
そして、その名前の由来になっているピエト・モンドリアンというオランダの画家は、 ”デ・ステイル” と深く関係しています。



私たちが普段目にする様々な物のデザインにデ・ステイルの影響が及んでいると言われています。
では、デ・ステイルとはいったい何なのでしょうか。



デ・ステイルというのは、雑誌の名前です。
1917年10月にオランダで創刊されました。
デ・ステイルという言葉には「様式(スタイル)」という意味があります。
この雑誌を発行していた中心的なメンバーには、テオ・ファン・ドゥースブルフや先に挙げたピエト・モンドリアンがいます。
ちなみに、モンドリアンは岡本太郎と親交があったことでも知られています。



デ・ステイルから生み出されたデザインは、垂直と水平の直線、三原色と無彩色の組み合わせを用いた幾何学的な造形などが特徴となっています。
代表作として、モンドリアンが描いた絵やリートフェルトの「レッド/ブルー」チェアー、シュレーダー邸などが有名です。



デ・ステイルはバウハウスとも関係があります。(バウハウスについては「バウハウスとは」というブログ記事をご覧ください)
1921年、ワイマールの国立バウハウスとスタッフ契約を結び、1年後にデ・ステイルに関する講座を受け持ちました。
このような経緯もあり、デ・ステイルはバウハウスに計り知れない影響を与えたと言われています。



デ・ステイルの影響は、現代の私たちが目にするものの中にも数多く見つけることができます。
彼らの提唱したデザインは、現代の生活に広く浸透しているからです。
デ・ステイルの提唱した”過度な装飾をしないシンプルかつミニマルなデザイン”は、現代の建築物や電子機器などにもよく用いられています。








poechの家具も、垂直と水平の直線が生み出す幾何学的なデザインを特徴としています。
上の写真のCoffee table "Hang"  は、デ・ステイルやリートフェルトの家具を感じさせる、シンプルかつ幾何学的なデザインのコーヒーテーブルです。
存在感がありつつ主張し過ぎないミニマルな佇まいが、いつものお部屋にさりげない変化を与えてくれます。



Coffee tabel  "Hang"  シリーズが、少しでも皆様の生活のお役に立てば幸いです。



家具ショップ
poech(ポエック)

HP
http://www.poech-furniture.net
Instagram
https://www.instagram.com/poech.furniture